2013年3月28日木曜日

[動画翻訳]プロゲーマーDyrusと彼の父、Dadrusの思い

出典: http://www.youtube.com/watch?v=Up56nMva5fo

Team Solo Mid所属のプロプレイヤーDyrusと、彼の父(Dadrus)にフィーチャーしたドキュメンタリータッチの動画です。オススメされたので見てみましたが、非常に良く出来ていて共有したいと思ったので訳しました。聞き取りづらい箇所が多少あったので間違いがあるかもしれません。

私の印象としては非常に保守的なお父さんなのですが、それでも考えに考えて息子にプロゲーマーになる事を許した所にDadrusの深さを感じます。Dyrusが帰省したときには彼の配信に出てきて一緒にプレイしたりと、いい意味でアメリカンなお父さんですね。

現在開催中のEU CLSにおいて実況をされているプレイヤーの方も、「僕の場合は、ママとSkypeで話していて、『プロゲーマー? ふざけるんじゃないよ』って感じになったんだけど、ママがふと僕のskypeネームをgoogleで調べてみたら動画や受賞暦がズラズラっと出てきて、『Marvin、真面目に話さなきゃいけないわ』ってなったんだ」と述べられていましたが、そのあたりの家族との衝突は選手の数だけあると思います。その辺りは韓国などの方が意外とアメリカやヨーロッパより家族の理解があったりするのでしょうか。

実は二人のインタビュー動画は他にもあるのですが、長いのでまたそのうちに。





Dyrus: 僕の名前はDyrus、プロフェッショナルLoLプレイヤーで、Team Solo MidでTopをプレイしてる。

Dadrus: 俺はMark Hill、ハワイ出身だ。Dyrusの父で、息子をサポートするためにこのチャンピオンシップにやってきた。

Dyrus: 父との関係……父は野球や、カラテに連れてってくれた。

Dadrus: 父親として出来ることというのは、息子を一人前の男にしてやることだと思う。 俺は、そこまでいい父親であれたとは思えない。だから、あんまし説得力はないかな。

Dyrus: 高校を卒業したら、父は僕に配管の道を示してくれた。 配管は、最初は簡単だと思った。だから仕事中に寝ちゃうこともあったし、それで怒鳴られたりもしたよ。

Dadrus: ああ、最初は俺の下で働かせてて、クビにした事もあるよ。 でも、息子のハートは常にゲームにあった。

Dyrus: で、それから、父は僕は配管の学校へ行かせようとしたんだ。その時、ついに決断のときが来たと思った。で、父に「父さん、実は僕は配管がやりたいんじゃないんだ。コンピュータのことをしたいんだ」と言ったんだ。 そしたら父は「そうかい、じゃあお前はクビだな。車から降りろ。……家に帰ろう」って。それから、父は好きなようにさせてくれたけど、僕はどうすればいいか分からなかった。

Dadrus: 数ヶ月経ってから、まあそれからというもの、ギクシャクしてあんまり話してなかったもんでね、息子はニューヨークに行くことになった。うちの妹(か姉)が亡くなって、誰も住んでなかった家があったから。で、「話したい事があるんだ」って。「話したいことって何だ」って聞いたら彼はプロレベルなんだ、と。俺は「プロレベル? プロレベルって何だ?」  どうやらそれは、ゲームで生計を立てれるってことらしいことが分かった。

Dyrus: 最後の日(ニューヨークに行く前?)、父さんが家にきて、 話をした。関係が元に戻って、いい時間だった。分かり合えたと思えたよ。

Dadrus: これが俺が見た最初のトーナメントだった。 これは俺にとっては印象的だった。自分の子どもが、こんなに若くして、自立しているということが現実になったからだ。これは父親として非常に重要な事だったんだ。だから……

Dyrus: 父がいなければ、今の自分はなかったと思う。彼は、自分にとって一番大きなrole modelだったんだ。

Dadrus: 君たち子どもには分からないかもしれないが、父親は、息子が一人の男になったと言うことが本当に誇らしいんだ。それが親が安心できるってことなんだ。

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