2013年3月27日水曜日

ESFI: IEM World Championship出場チーム紹介 Group B

出典: http://www.esfiworld.com/iem-world-championship-league-of-legends-preview/

先のIEM World Championshipの出場チームの紹介記事翻訳です。
海外プロチームの情報が紹介されています。
今回はGroup Bを。

こちらのグループではSKとEG、そしてCJ Entus Frostが有力候補と見られているようですね。
全体的に北米やヨーロッパの老舗チームはこれまでの成績で活躍が予想できるものの、
突如現れたラスボス的な韓国チームとのマッチアップがどうなるか、未知数といった感じを受けました。





Group B

Meet Your Makers (出身国: ポーランド)

Meet Your MakersはこのシーズンでのIntel Extreme Mastersで一皮向けたように見える。4stop 中4つ全てに出場し、Singaporeでの優勝は特筆に価するだろう。IEMはポーランドチームばかりのトーナメントと化してしまった。彼らの名前はシーンの深く浸透し、Season VIIあたりまで語り継がれるだろう。
ただ、これらトーナメントに常に出場している割に、彼らはあまり素晴らしいプレイは期待されていない。これがMYMの悲劇だ。彼らのプレイは、状況次第ではあるが、常に"良い"程度にしか受け止められない。CeBITへの過程でEvil GeniusesやCurseを打ち破ったにもかかわらず、それはあまり派手ではなかったのだ。
さらに最近、彼らの"良い"プレイも、Riot's Season 3 LCSの挑戦シリーズの最終戦を1戦落としたことで、そこまで"良く"ないのではないか、と考えられ始めている。知名度で彼らに劣るDragonBornsに敗れたのは紛れもなく屈辱的な敗戦だった。しかし、彼らがまた這い上がるための舞台は、Intel Extreme Masters World Championshipにきっちりと用意されている。MYMは勝者になる要素を確実に備えており、このトーナメントはチームにとって命綱のようなものだ。ただ、では優勝できるか、という点では非常に怪しい。このグループにはCJ Entus FrostやEGといった強豪がひしめいているからだ。このチームが強豪相手にどこまで出来るか、期待したいところだ。

SK Telecom T1(出身国: 韓国)

SK Telecom T1はIEMの舞台で国際的に認知されることになったチームのうちの一つだ。IEM Cologne(ケルン)でのデビューと快進撃は記憶に新しい。Cologne大会の数週間前に出来たチームで、誰も彼らの活躍を予測することが出来なかった。しかし、新しいチームで、かつメンバーの多くがLAN対戦の経験をしていないにも関わらず、彼らは大勝利を収めた。
彼らの唯一の参加トーナメントは、今のところ一月のGIGABYTE StarsWar Leagueだけだ。SKTが収めたCologneでの評判は、このStarsWar Leagueにおいて全てのマッチを0-2で落としたことで消え去ってしまった。しかし、彼らのトーナメントでの活躍は1月が最後で、LCS参加チームと違って現在の状況は未知数だ。落胆した敗北の後に十分な時間があったし、大会まで戦略とチーム構成を読ませないでおけるというアドバンテージは必ず彼らに味方するだろう。
では、Hanoverで彼らはどの程度活躍できるだろうか? この質問に答えるのは難しい。二度の参加トーナメントの結果は大きく異なっているからだ。既に結果を残した強チームを打ち倒すのは非常に難しいといわざるを得ないが、韓国の新たな巨人がWorld Championshipに生まれる可能性もある。

SK Gaming(出身国: ドイツ)

SK GamingはLeague of Legendsとesportsの歴史に深いかかわりのあるチームだ。最も古いチームの一つであるが、チームのメンバーはトーナメントの中でも新顔といえる。20人ものプレイヤーがSKの歴史に現れては消えた。たった11日しか在籍しなかったメンバーすらいる。しかし、ヨーロッパLCSはようやく彼らに一定の決まったメンバー構成を維持させることに成功した。事実、今がSKのメンバーがもっとも長く変更されないでいる時なのだ。
彼らの頻繁なメンバーチェンジという側面は、プレイスタイルにも反映される。SKは気分重視のチームで、プレイの内容も非常に不安定だった。過去のトーナメントでは、決勝戦まで怒涛の勢いで勝ちあがるか、惨敗を喫するかが常であった。Weekly LCSマッチは、その気分屋なSKの性質を多少改善したのかもしれない。現在のところ、彼らは3位という悪くない順位に位置している。
SKがグループから勝ち抜けるには、かなりの強豪を打ち倒していかなくてはならない。しかし、彼らが勝ち抜ける可能性は十分に高い。対EGではかなりの優位を築けているし、実際EG戦さえ乗り越えられれば不安要素はあまりないといえる。SKの国際的なトーナメントでの評価は、今のところまあまあかもしれない。しかし、Season 2のChampionshipでは、グループシリーズから勝ち上がることが出来なかったし、より酷いのはあの忘れられない、Fnaticに対してのKatowiceでの惨敗だ。SKはチームとしてはこれまでないほど好調と言っていいだろうが、この韓国チーム相手にどこまで出来るか、お手並み拝見といこう。

Anexis esports(出身国: ポーランド)

Anexis esportsはGroup Bの大穴だ。IEM Sao Pauloで2位に勝ち上がり、World Championshipへの挑戦権を手にした。Sao Pauloの雰囲気がKatowiceやCologneに比べても観客を興奮させるものだったことは誰一人異存はないだろう。しかし、EU LCS挑戦シリーズでよりトーナメント経験豊かな相手チームを向こうに回してたとき、Anexisは絶望した。彼らのLCSへの望みは、2-0で無残にも打ち砕かれてしまった。
この苦い経験によって、Anexisの地位はかなり低下してしまった。競技レベルでのLeague of Legendsでの番狂わせはつきものだが、それでも、今Anexisがグループを勝ち抜ける可能性はかなり低いと言わざるを得ない。ただ、このポーランドで二番手のチームが1、2試合程度、勝利を勝ち取る可能性はあるだろう。

Evil Geniuses (出身地域: 北米)

Evil GeniusesはLeague of Legendsで最もよくまとまっていて、レベルの高いチームの一つだ。広い範囲でファンを抱えながらも、コミュニティに常に能動的に働きかける唯一のチームと言ってもいい(これまでの評価とは対照的に)。EGのハイレベル志向と2011年末から変わらないメンバーは、チームに大きなシナジーをもたらしている。
チームのパフォーマンスが常に最高レベルかというと、そうとはいえないが、現在彼らは他のLoLチームと同じように、競技LoLというローラーコースターに乗っている状態だ。Riot's Season 2 World Championshipでの印象的な成績の直後、チームはやや停滞していた。トーナメント自体に勝つ実力を感じさせていたにもかかわらず、IEM Cologneではグループシリーズから勝ちぬけられなかった。Super weekで1-4の成績を残した後にEU LCSでは二度敗北した。Hanoverで活躍するには、この敗北から少しでも立ち直ることが重要だ。
EGが不幸の連鎖を断ち切り、我々が期待するような熱狂的なゲームをまた見せてくれることを期待したい。Champions Summerで戦ったAzubu, Frostとの再戦も実現するだろう。チームの混乱を除けば、Evil Geniusesはグループを勝ち抜く準備は出来ている。しかし、その後の活躍についてはやや疑問符が残るところだ。

CJ Entus Frost (出身国: 韓国)

CJ Entus Frostが、既に強豪ひしめくGroup Bの最後だ。Top-tierの韓国チームを打ち負かすことが"良い"チームと"ベストな"チームの境界線だというのはもう長い事この世界の共通認識となっている。よって、Frostは疑う余地なく、このグループで打ち負かすべき敵として認識される。チームのbannerを一新してから初の国際トーナメントとなるが、CJ Entusは勝つ気満々だ。
Frostの国際トーナメントへの参加は、実際のところあまり多くはない。海外の地でトーナメントに参加したのは、Season 2 World ChampionshipとIEM Katowiceの二回にすぎない。しかし、World Championshipでの二位という結果は、彼らを世界でのベストチームに仲間入りさせるには十分だった。Katowiceでの3-4位という結果は、1位2位独占という夢からはやや離れてしまっているが。
多くの人が、Frostはグループをトップで通過するものと考えている。しかし、EGやSKはそう簡単にそのような結果を許しはしない。FrostはIEM World Championshipにおいて間違いなく強者の一角であるが、グループから抜け出たとしてもそこには姉妹チームであるBlazeやロシアのライバル、Gambit Gamingがいる。グループから抜けたとしても、とても楽観は出来ないだろう。

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